答えは友よ風の中にある
エイプリルフールも過ぎてから、
「今年もとびきりな嘘ネタが思い浮かばなかったな!」
なんて思いながら、愚か者(フール)に思い浮かんだのは、「嘘なんていつも付いてるんだから、ほんとうの事を言ってもいい日があってもいいじゃないか!」
でも、酒の席の無礼講が地雷みたいに危険なように、
「ほんとうのこと」なんて言い合ったら喧嘩になりますね。
誰しもが「ほんとう」には耳を塞ぎたいし、「ほんとう」なんてキツすぎて私には受け入れられません。
いつまでも鏡さんには、耳障りの良い言葉(虚偽)を言われ続けられないと瞋恚(怒り恨み)の心に満ちてしまいます。
昔、先生に、「なんで阿弥陀さんの上にかかる天蓋や瓔珞(吊り飾り)には鈴が付いていると思う?
目に見えない風のようなはたらきが君の心に届いて、心のベルを鳴らすことを表現しているんだよ。」なんて教えて頂きました。
今思えば、それって、ディランの「答えは友よ風の中にある」だと思い至り、当寺掲示板はBob Dylan「Blowin’ in the Wind 風に吹かれて」にしています。
真理の風はボディーブローのように効いて、私の目を覚まします。